鈴木です。
いよいよ最後の質問ですね。
夢ですか。
もう60歳超えちゃいましたからね。
そんな大きな夢なんてものはありません。
でもですね、
やりたいと思っていることはあります。
それはですね、
この私の生活を社会に対して広く伝えていきたいんです。
私は世間的に言えばホームレスです。
許可されていないところに勝手に住んでいます。
それは簡単に許されることではありません。
自分でもわかっているつもりです。
でも思うんです。
私の家の周りに、次々とそびえ立つ高層マンションを眺めながら。
目の前の日本一の高さの新東京タワーを眺めながら。
あんないつ倒れるかわからないような、
巨大なものを作るのが許されて、
人間が一人やっと入れるような、
路上の0円ハウスが許されないというのも、
ちょっとおかしいな、と。
そりゃ、彼らはちゃんと莫大なお金を払って、
土地を手に入れて、
法律に従って、それに反しないように、
建てています。
それは正しいです。
しかし、私は思います。
土地って、人間だけのものなのか、と。
お金を払えば、土地が自分のものになり、
自分の好きなように、建物を作っていいというのは、
人間の勝手な勘違いなのではないか。
第一、実はこの日本には、
もうすで家なんて余っているんです。
私は毎日、自転車で街を走っているから、
そのことはよくわかっています。
でも、お金がなければ、
そこに住むことはできない。
一方、お金を稼ぎたい人は、
どんどん高層マンションを作って、
それを売っている。
その結果、どんどん空き家が増えていくし、
お金がない、あなたたち若い人が住むような家は
どんどん小さくなって、私たちホームレスの家と
あまり変わらなくなってきている。
これはどう考えても矛盾しています。
だって、家って、人間が住むためのもんでしょ。
本質的に考えたら、お金を稼ぐ道具じゃない。
そして、お金持ちが高いお金を払って買った家をよく見てみると、
とても人間が住むような空間ではないんです。
コンクリートで埋め尽くされて、
すべて既製品で覆われている。
住む人が手を加えられる部分はどこにもなく、
壊れても、自分の手で修理することはできない。
これは家ではありません。ただの箱です。
ところがこの箱がバカに高い。
ほとんどの人は気軽に手に入れることができません。
だから、そんな人はずっと家賃を払い続けるんです。
たとえ買ったとしても、ローン地獄。








