ぬりえの上級テク、教えます。ランクアップの六つのポイント

「いつも仕上がりが似てしまう」
「どうしてもイメージどおりに完成しない」
 大人のぬりえの世界は意外と奥が深く、やればやるほどレベルアップへの欲求が膨らんでいくようです。
 さまざまな表現手段を選べるデコぬりえならなおのこと。そのせいでしょうか、「時間の経つのを忘れるほど熱中してしまう」という人が少なくありません。いちばん驚いたのは、「デコぬりえをしていたら、頭痛が治ってしまった」というご意見。デコぬりえには、ファンのみぞ知る未知なるパワーがあるのかもしれません。
 今回のテーマは、そんな熱烈なぬりえファン、きいちファンだけに教える”ぬりえの上級テクニック”。ちょっとした工夫で、仕上がりに差が出る”わざ”を紹介しますので、参考にしてください。
 
 
季節を意識した色選びを
 
 女の子の服装でいちばん面積の広い部分に注目してください。その部分の色で季節を表現します。
 たとえば春はパステルカラー、夏は原色、秋はいろいろな色を混ぜて重ねぬり。冬はモノトーンに近い色を選びましょう。
 
“ぼかしテク”活用で変化をつけましょう
 
 色をぼかして使いたい場合は、色鉛筆をカッターで削って粉状にし、ティッシュなどで伸ばします。
 のように、顔部分のチークカラーやアイシャドウ、背景などにも応用できます。
 
 
描かれていないものでもどんどんデコってOK
 
 絵を描き入れるとなるとちょっと大変ですが、デコレーションのプラスなら誰にでもできますね。
 は「おしゃれ編」の中の1枚です。原画にはないマフラーをオレンジ色のフエルトで表現。オーバーコートだけより、温かさを感じさせるファッションになりました。
参考画像「A」
参考画像「B」
多種のレースを効果的に配置
 
 ワンピースやドレスをイメージアップするものとしてレースは欠かせません。
 は「昭和の暮らし編」の1枚ですが、ワンピースのえりとそで、スカート部分に異なったレースをあしらうことでエレガントな雰囲気になり、立体感も出ました。
 この装いに合わせて、カーテンにもレースを。さらにフランス人形のガラスケースにレースをかけたら、より昭和っぽくなったと思いませんか?
 
参考画像「B」
“きいちマークとタイトル部分で統一感を出す
 
 まとまりのある仕上がりにするために、意外と重要なのがきいちマークの鳥やタイトル部分の色です。服に用いた色を中心に選ぶようにすると良いでしょう。
 (イラストレーター・yunさんの作品)を参考にしてください。ドレスの赤や紫、アクセサリーや手袋のシルバーと上手に調和させています。 
 
仕上げに必須なラメ入りのペンやのり
 
 最後のひとぬりに欠かせないのが、ラメの入ったペンやのりです。ゴールドとシルバーは揃えておきましょう。洋服、ドレス、着物など、どんな装いにもマッチ。服だけでなく、小物や髪にさっとぬるだけでも画面が華やかになります。
参考画像「D」

雰囲気をどこまで変えられるか? そこが腕の見せどころ

「大人のぬりえサロン」講師・yunさんの上級テクニックを使った作品に注目してみましょう。背景もなく、あっさりと描かれた絵がデコラティブに大変身。オウムと少女の何か特別な物語を感じさせる画面になりました。
 もとの絵のイメージをどこまで変えられるか――あなたも、ぜひ、チャレンジしてみてください。
 
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