葛飾北斎の名作艶本『喜能会之故真通』の一図につき一話ずつ、時代小説家で浮世絵研究家の車浮代がストーリーをつけました。絢爛豪華な春画と小説とのコラボレーションをお愉しみください。
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お知らせ:「春画展」開催!

葛飾北斎、喜多川歌麿、鳥居清長といった浮世絵師が描いた春画の名品がそろった日本初の「春画展」。
来場者数20万人突破。東京都文京区・永青文庫の春画展は12月23日をもって終了しました。
この永青文庫で開催された春画展が2016年2月より京都で開催されます。
※永青文庫での展示とは一部内容が変わります。

<会期>2016年2月6日(土) - 4月10日(日)月曜休館
(会期中展示替えがあります)
<場所>細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
午前10時〜午後6時(入館は、午後5時まで)
<入場料>一般 1,500円 ただし18歳未満は入館禁止
(団体・学生・シルバー・障害者割引きはございません)
<出展作品>大英博物館はじめ欧米諸国、日本の美術館、個人コレクションから肉筆(約30点)を含めて、およそ120点。

解説:春画考

国際浮世絵学会常任理事
浦上蒼穹堂 代表 浦上満

春画は、人間の性愛の様子を描いた浮世絵(肉筆画、版画、版本など)の総称です。 江戸時代に制作された春画は2000点から3000点にのぼるといわれ、嫁入り前の娘から老夫婦までのいわゆる老若男女、庶民はもちろん武士、大名にいたるまで貴賤を問わず持て囃されました。古今東西、いつの時代でもどこの国でも人間の最も自然な営みである性愛の様子を絵画や彫刻、工芸で表すことが行われてきました。その中にあって日本の春画は、その内容の豊かさと質の高さにおいて群を抜いているといわれています。 私も数年前『芸術新潮』が「春画ワールドカップ」という特集号を出した時、大いに協力したのですが、古代ギリシャ・ローマから中国、インド、中近東、南米、ヨーロッパなど世界各地の多種多様なエロティックアートと日本の春画を比較検討した結果、日本の浮世絵春画の圧勝という結論にいたりました。もちろんこの雑誌特集はほんの一例ですが、今や世界中が日本の春画の素晴らしさを認めているといっても過言ではありません。その良い例が2013年10月から2014年1月にかけて3ヶ月間大英博物館で開催された「春画―日本美術の性とたのしみ」展でした。この展覧会は入場制限がかかるほど大人気となり、現地のメディアでも新聞、テレビ、ラジオなどが大きく取り上げ、それも単に興味本位でなく、展覧会内容を深く掘り下げた報道が目立ちました。英国の代表的新聞のガーディアンやタイムズはこの展覧会に四つ星の評価を付けたほどです(五つ星は今まで例がなく、事実上の最高評価ということです)。私もこの展覧会に作品を貸し出したり、スポンサーの一人として深く関わっていましたので大英博物館からいろいろな報告がありました。その中で嬉しかったのは、「日本人がこれほど遊び心があり、情感が豊かなことに驚いた」という意見や、「春画に表現されたセンスやユーモアに日本人に対する印象が好転した」という感想が来場者からかなりあったということです。全来場者の内、55%が女性だったことも特記すべき事です。日本で生まれた春画ですが、まだ猥褻画という観念でとらえる日本人が多い中、大英博物館という世界の美術界の中心で評価されたことに喜びとともに誇りを感じました。 

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