気がつけば、いつまでも眺め続けてしまう不思議な科学入門書。大人も楽しめる知識の宝箱!

【担当編集者の新刊おすすめ情報】


 
 『人体について知っておくべき100のこと』(小学館)は、7月に刊行された『科学について知っておくべき100のこと』『宇宙について知っておくべき100のこと』に続く小中学生向け科学入門書の第3弾です。「人体」というテーマは、誰しもが気になるところではないでしょうか。
 
 おかげさまで、シリーズ前作は読者の皆様から高い評価をいただきました。
 
 社会がますますデジタル化され、理工学系の知識が重要になっている昨今の風潮を感じ取ってなのか「子どもに理系分野への興味を持たせるのに適した本」と書いた紹介記事もありました。
 また内容的にも良書であるとの感想も多く、SFコミックの第一人者である漫画家・松本零士先生から「入門書としてとてもよくできている」とありがたいお言葉をちょうだいいたしました。
 
 本書は科学入門書と表記してはいるものの、堅苦しさは全くありません。「インフォグラフィック」手法を採用しているのがその大きな理由ですが、そもそも、「インフォグラフィック」自体が何なのか分からない方も多いのではないでしょうか。
 一言でいえば、鉄道の路線図、天気図、道路標識のような簡略図を用いて、事象を解説する方法です。ほとんど絵なので読みやすく、難解な理論もすんなり頭に入ってきます。
 独自に編み出した表現法ではなく、一般的な手法なのですが、「インフォグラフィック」だけを1冊にまとめた本は珍しくこれこそ最大の特長といえます。
 
 実はこの「インフォグラフィック」だけで編集した結果、思わぬ副産物も生まれました。
 
 この本は基本的に、ひとつの問いかけをし、その答えを絵で解説する一問一答スタイルで構成されています。たとえば、「人が71歳まで生きたとすると一生のうち寝る時間は」→「23年間」というようなやりとりが100テーマ分繰り返され、ほぼそれを説明する絵でページがしめられています。
 
 その問答に関係しているけれど、全体の説明を明確にするため触れないままのほうがいいと思われる、はみ出しの補足情報も当然出てきます。
 それらはページのどこかでひっそりと紹介してあります。ただ、これが目立たないのにとてつもなく面白い情報であったりします。
 
 「ガンはひとつの病気ではなく、200種類以上の別々の病気をさす」という説明文で埋められているページのスミに「毎年世界中で1250万人がガンと診断されている」一方で、「少なくとも2800万人がガンを乗り越えて生きている」と、小さく記載してあるのです。
 「ガンを乗り越えた人がこんなにいる」という驚くべき情報がさりげなく書いてあり、こんなところに面白い事が書いてあるならば、これからは見落としては損だという気持ちが芽生え、最後には補足情報を宝探しするかのようにむさぼり読むようになっていきます。
 
 結果、1時間でも2時間でも眺め続けてしまうのです。
 
 小中学生向けの本を大人が2時間近く眺めているなんて、端から見ればちょっと滑稽ですが、ついついやってしまうのがこの本です。
 
 NHK Eテレの『サイエンスZERO』にナビゲーターとして出演しているサイエンス作家・竹内薫氏が訳と監修をされていますから、科学の面白さで満たされているのは疑いようがありません。
 
 一度、この本で知識の宝探しを体験してみてはいかがですか。
 
 

 

 

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