徳川家秘伝健康法で子孫も長寿ってホント?

 

 今や日本人の平均寿命は男女共に80歳を超え、30歳の平均余命は男性が51.63年、女性は57.61年。老いへの焦りをなくして心身の健康をどう保っていくかは、シニア世代の大きな課題だ。

 しかし、時代をさかのぼって江戸時代の平均寿命は30~40歳代だった。そんな時代に、健康オタクで有名であった将軍・徳川家康は、数えで75歳という長寿をまっとうしている。関ヶ原の戦いの時、家康は59歳、大阪夏の陣に出陣したのは74歳というから、健康寿命の観点から見ても、とんでもなく元気だったことになる。ほかにも、常に鍛錬を怠らず「徳川幕府中興の祖」として68歳まで生きた吉宗。万全の健康管理と強精剤の愛用で57人もの子をもうけた「オットセイ将軍」家斉は享年69歳。さらには当時としては珍しく肉を好んで食べた「肉食将軍」第15代慶喜は徳川将軍のなかで最も長生きの77歳まで生きた。

 サプリメントもスポーツジムもない江戸時代、医療の技術だって、もちろん現代とは比較にならないくらいだろう。どうやって彼らは、それだけ長生きすることができたのだろう。

 実は、彼ら「長生き将軍」はそれぞれに、健康に留意し、独自の健康法を編み出し、実践していたことが、徳川家の子孫には代々伝えられている。その徳川家400年の健康法をいまも実践して、89歳を迎えたいまも、すこぶる健康に長生きしている子孫がいる。田安徳川家第11代当主、德川宗英さんだ。

 その德川さんが、これまであまり知られなかった徳川家に伝わる様々な養生訓や、歴代将軍の健康にまつわるエピソードを紹介した『徳川家に伝わる 徳川四百年の裏養生訓』(小学館)を上梓した。戦乱の世を生き抜いた名だたる武将や姫君達、徳川将軍の華族や家臣達、明治初期の要人達の健康法や健康観、そして德川さん自身が実践している健康法も随所に盛り込まれていて、読みどころ満載だ。

「健康とは何か?」を考えなおすきっかけとなり、心身共に穏やかに楽しい毎日を送るためのヒントが詰まった好著と言えるだろう。

 

 

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書名  : 徳川家に伝わる 徳川四百年の裏養生訓

著者  : 德川宗英

定価  : 本体1,700円+税

発売日 : 2018/01/23

発行  : 小学館

 

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