“政治なんて” と思ってる人にこそオススメしたい!
『国会議員基礎テスト』

【担当編集者の新刊おすすめ情報】

 

 企画のきっかけは、私が担当した黒野さんの小説『脱・限界集落株式会社』の打ち上げでした。2014年、号泣県議が話題になったときです。どうして、あんな議員がいるのか? 議員にも試験が必要なんじゃないかと盛り上がり、タイトルも『国会議員基礎テスト』と決め、企画を進めることにしました。

 しかし、黒野さんも私も政治はまったく分かりません。まずは国会に行くことにしました。衆議院では、安保関連法案が圧倒的多数で可決されるのを目の当たりにして、政治がこのままでいいのか、と強く疑問を感じたものです。それから政治家、官僚、政治評論家などに取材を続けながら、資料に目を通し、打合せを重ねました。おかげで、見本をお送りした元政治家の方から、「秘書も政治家も、とてもリアルで一気に読みました。面白かったです」との感想をいただきました。

 また、本作はQ&Aで物語が進行するのですが、その構成が一苦労でした。物語は黒野さんにまかせて、問いは私がひねり出す作業を毎月していました。なんとか形にすることができて、「勉強になったので、中学生の息子にも読ませます」との感想が読者から届いたことも嬉しかったです。

 政治、そして国会議員とは何なのか数年にわたって格闘を続けるうちに、おぼろげながら分かってきたことがあります。それは「政治家とは、国民の鑑」なんだ、ということです。

 昨年の選挙で圧倒的多数で与党が勝ったことも、昨今騒がれている一連の疑惑事件も、我々の多くが、投票をしなかったことで招いた結果なのだと思います。

 政治家になんて期待していないという人にこそ、是非本作を読んでほしいです。「政治とはなにか」からはじまる物語は、ラスト大きな問いかけで終わります。その時には、きっと政治について考えている自分に出逢うことでしょう。この国を変えるのは、読んだあなたなのです。

 

 

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書名  : 国会議員基礎テスト

著者  : 黒野伸一

定価  : 本体1,600円+税

発売日 : 2018/02/15

発行  : 小学館

 

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