専門家に聞いた、お金が貯まる人、貯まらない人の「差」とは!?

 

 

――もうすぐボーナスの季節。あれこれ使い道を思い描いたり、貯金をしようと考えたりしている人も多いはず。しかし、なかなか貯金が出来ないという人や、貯金が増えないという方も少なくないでしょう。そこで、最近『めざせ1000万円! 20代からの貯金と投資の鉄則』を上梓した、家計再生コンサルタントの横山光昭氏に、お金の貯め方・増やし方について聞いてみました。

 

「お金を貯めようと思っている人は多いと思いますが、実際には、なかなか貯められないという人も少なくないですよね。いろいろと原因はあると思うのですが、一つの理由は、貯めようという気持ちが長続きしないことだと思います。いわゆる『三日坊主』で終わってしまうわけです。お金を貯める、増やすには、コツコツと長く続けなければいけないんです。ダイエットと同じです。一時期だけ一生懸命やっても、リバウンドしたら意味がないのです」

 

――どうして三日坊主で終わってしまうのでしょうか?

 

「いきなり、大変なことを始めようとするからです。例えば、それまで小遣い帳もつけたことがない人が、本屋さんで分厚くて、項目の細かい家計簿を買ってきても、途中で挫折してつけられなくなるわけです」

 

―― わかります。高校生のときに、苦手な科目があったりすると、分厚い参考書を買ってきて、それだけで満足してしまい、勉強しなかった記憶がよみがえります(笑)。

 

「それに似ているかもしれませんね(笑)。私は、使った金額をおおざっぱに、消費、浪費、投資に分ければいいと言っています。詳しくは本に書いたので、そちらを見てもらえれば。

それから、あまり難しいハードルを設けても長続きしません。暑いのにクーラーをつけないようにしたり、クーラーをつけても温度を29度くらいの高さに設定したりして節約するのは、長続きしないわけです」

 

――それはわかります! だけど、節約しないとお金って貯まりませんよね?

 

「そうですね。ただ、クーラーをつけないようにして電気代を減らすとか、シャワーの回数を減らして水道代を節約するとか、そういったことは続かないんですね。私は、電気代や水道代などの変動費ではなく、固定費を減らすのがいいと思っています」

 

――固定費ってどんなものを指すのでしょうか? 

 

「ここで言う固定費というのは、毎月必ず決まった金額がかかるもの。例えば、家賃や新聞購読料、保険料、それに、料金が固定されていればスマホの通信費もここに含みます。逆に変動費は、日々の使用料によって費用が変わるもの。食費やガス代などが含まれます。

 家賃は月給(手取り)の25%を超えていたら、引っ越しを考えてもよいでしょう。新聞はあまり読んでいないなら、思い切ってやめる。それから、スマホは、docomoやau、ソフトバンクといった大手の会社から、mineoやUQモバイルといった格安の会社に変えるだけで、通信費が半額以下になる可能性が高いです。また、保険に入っていたら、どんな保障があるのか、見直しましょう。20代や30代で独身なら、死亡保険はまず必要ありません。死亡保険は子どもができたら考えればいいでしょう。医療保険も、若いうちはそこまで手厚い保障はいらないでしょうから、掛け捨ての安いプランに加入すればいいでしょう」

 

――家計を見直して、お金が貯まったら、どこに預ければいいですか?

 

「もちろん、貯金も必要ですが、それに加えて、少しでも投資にまわしたらいいと思います。投資の対象ですが、具体的には投資信託です。長くなってしまうので、詳しくは本を読んでもらいたいのですが、間違ってもFXや不動産、個別株に投資するようなことは避けるべきです。投資信託を少額でいいので、コツコツ長く買い続ける。そうすれば、気がつくとお金が増えている可能性が高いですよ」

 

――それは素晴らしい! さて、横山さんは、家計再生コンサルタントとして多くの人を見てきたと思いますが、お金が貯まる人と貯まらない人の差って、どんなところでしょうか?

 

「うーん。1つ挙げるとすると、貯まる人というのは、好奇心が強くて、行動がはやいタイプが多いようです。『スマホを大手の会社から格安の会社に変えたらいい』と聞くと、すぐに家電量販店に寄って変更してしまう。こういうタイプはお金が貯まりやすいみたいです。逆に、いろいろな節約術を教えたり、投資信託の話をしたりしても、『忙しくて、なかなかできません』などと言っている人は、見ていると貯まりませんね」

 

――なるほど。チャンスを逃してしまうし、無駄な出費が延々続いてしまうわけですからね。それでは、このやりとりを読んで『めざせ1000万円! 20代からの貯金と投資の鉄則』を買いに走るような人は、お金が貯まりやすいのでしょうか?

 

「まあ、そうかもしれませんね(笑)」

 

 

 

横山光昭(よこやま・みつあき)

家計再生コンサルタント。株式会社マイエフピー代表取締役。これまで1万人以上の赤字家計を再生させた実績を持つ庶民派ファイナンシャルプランナー。『年収200万からの貯金生活宣言』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)、『貯められる人は、超シンプル』(大和書房)など、貯金、投資、家計再生などの著書の累計発行部数は274万部を超える。日本経済新聞電子版などでの連載など、多くのメディアで執筆活動を行っている。また、“未来のおかね”を学べるお店「mirai talk」の共同代表も務める。

ホームページ http://www.myfp.jp/

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書名  : めざせ1000万円! 20代からの貯金と投資の鉄則

著者  : 横山光昭

定価  : 本体1,100円+税

発売日 : 2018/5/22

発行  : 小学館    

 

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