中国のGDPが日本を抜いて世界第2位になったのは、2010年のこと。まだ10年と経っていませんが、その存在感は増すばかりで、いまや米中二大国時代といわれています。

 2013年に就任した習近平国家主席は、権力の一極集中を進めています。はたして、対日政策をどう進めるのか、アメリカとの貿易戦争ではトランプ大統領とどこまでやり合うのか、また北朝鮮の後ろ盾としてどのような手を打ってくるのか、まだまだわからないことだらけです。

 小学館の「ニッポニカ編集部」では百科事典『日本大百科全書(ニッポニカ)』の改訂を通じて、中国の最新事情を各項目に反映させてきました。

「ニッポニカ」はインターネットの辞書事典検索サイト「ジャパンナレッジ」https://japanknowledge.com/personal/(有料会員制)や、用語横断検索サービス「コトバンク」https://kotobank.jp/ に最新データを提供しています。

 そこでは習近平の経歴を検索することはできても、次の一手を読むことはできません。習近平の頭の中を読むためには、現代中国の政治・経済・外交を体系的に理解することが必要です。百科事典の最新改訂項目をベースに、事象を体系的に理解するためのコンパクトな本ができないか、そう発想して作り上げたのが、2018年4月18日に刊行した『習近平が変えた中国』なのです。

 この本は、図解の“ビジュアル”、読み解く“視点・論点”、調べる“小事典”の三部構成です。そして、各パートに出てくるマークによって、すぐに関連項目が参照できるようになっています。

 編集部では、この「機能」をさらに、電子書籍にできないかと考えました。それが、6月29日発売の電子書籍版『習近平が変えた中国』です。

 

 実際に、電子書籍の画面をみてみましょう。現代中国を語るために欠かせない言葉に「改革開放」があります。まずは“ビジュアル”。

 

 

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 “視点・論点”の記事≪「改革開放」の功罪≫へ

 

 

 “視点・論点”の本文には、多くの用語にリンクがついています。

 

 

“小事典”項目「鄧小平」へ。

 

 

 通読して現代中国を概観するなら書籍版が最適です。徹底的に調べるなら電子書籍のリンク機能を使い込むことをおすすめします。そこからさらに、世界へ知識を広げるならば、WEBサービスのニッポニカへ。

 闇雲にネット検索するより、知りたい知識に早く近づけるはずです。

 

 インターネットの検索は瞬時に「求める者への解答」を示します。しかし、本書が目指しているのは、さらにその先。“「考える者」のための特等席”として、今回の現代中国に限らず、さまざまなテーマを取り上げていきます。

 

 

習近平が変えた中国

著・編/天児慧  著/茅原郁生  著/関志雄  著/佐藤考一  著/中兼和津次  著/菱田雅晴  著/毛里和子

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