日本古代史研究者、
三上喜孝(国立歴史民俗博物館准教授)
がおくる
歴史に埋もれた人々の
リアルな声を聞くエッセイ。
表舞台では語られることのなかった
いにしえ人たちの独り言。
それを解読する作業は、あたかも
迷宮をさまようかのようだ…。
気鋭の歴史学者・三上喜孝が、
今回もまた、いにしえ人たちが残した
迷宮へと進んでいく…。

日本古代史研究者、
三上喜孝(国立歴史民俗博物館准教授)がおくる
歴史に埋もれた人々のリアルな声を聞くエッセイ。
表舞台では語られることのなかった
いにしえ人たちの独り言。
それを解読する作業は、あたかも迷宮をさまようかのようだ…。
気鋭の歴史学者・三上喜孝が、
今回もまた、いにしえ人たちが残した迷宮へと進んでいく…。

 平将門という名前は、日本史をひと通り学んだ人であれば一度は耳にしたことがあるだろう。

 たとえばむかしの人々は、自然を開発することに対して、どのような意識で臨んでいたのだろうか。

 2017年5月22日、千葉県館山市の沖合で、大きな口が特徴の「メガマウスザメ」と呼ばれる巨大なサメが定置網にかかっているのが見つかり、保護されたという。

 前回述べたように、過去の火山噴火に関する記事を見てみると、何らかの不吉な出来事の予兆であるとする考え方が広く存在していたことがわかった。

 私が専攻している古代史の文献をひもといてみても、火山噴火は社会を揺るがす自然災害として、記録にとどめられた。