Vol.12

宝谷カブのピッツァ

宝谷カブのピッツァ

もっちりとした生地に、シャキシャキ感の残る宝谷カブの風味が絶妙に絡み合う。

塩とオイルにこだわった
ワンランク上の絶品ピッツァ

庄内の在来野菜を使った、私の店のスペシャリテをご紹介します。

宝谷カブは、鶴岡市宝谷地区で伝統的な焼畑農法で栽培される、庄内でも希少な在来野菜のひとつです。生産量が少ないため市場に出回ることはなく、私のお店で仕入れるほか、「蕪主」を募って分配しています。また近年は、地元業者の協力を得て、漬物に加工して販売することもできるようになりました。

私の店では、宝谷カブをピッツァの具にして提供しています。収穫の始まる11月下旬から春先まで、たくさんの方に味わっていただく店のスペシャリテであり、これを目当てに来てくださるお客様もいるほど、人気の一品です。

かつては各家庭で漬物や煮物にして食されていた宝谷カブ。生で食べると独特の辛みと苦みがあるのですが、火を通すと、それがほのかな甘みに変わり、風味も増していきます。

スライスした宝谷カブをたっぷりのせたピッツァは、宝谷カブ独特の旨みを味わうため、ほんのわずかな塩とオリーブオイルをかけるだけですが、だからこそ、塩とオイルはこだわります。

塩は、野菜の旨みを引き出すのが上手なわじまの海塩を、オリーブオイルはフルーティで香り豊かなキヨエがオススメです。表面の少し焦げた風味から、宝谷カブが育った焼畑の光景が頭に浮かんできます。いっそう美味しく感じられると思います。

宝谷カブは市場に出回らない、とお話しました。代わりに辛味大根でお試しください。ピザ生地も、市販のものでOKです。

今回の塩

今回の塩「わじまの海塩」
わじまの海塩
100g | 525円 美味と健康

石川県輪島沖の清浄な海水を100%使用。釜炊きせず、海水の上から30℃前後の低温の熱を当て、緩やかに蒸発・濃縮させて結晶化している。ミネラルバランスが非常に優れ、それは人間の血液中とほぼ同じ。

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メリーメーカー
TEL&FAX:046-872-9312
塩屋(まーすやー)

今回のオリーブオイル

エキストラバージン オリーブオイル キヨエ
エキストラバージン
オリーブオイル
キヨエ

南オーストラリアの豊かな大地で生育した完熟オリーブの実だけを、すばやく丁寧に搾り、日本へ直送。そのまま瓶詰めにした、とてもピュアなオリーブジュース100%オイル。オリーブ本来の香りとフルーティな味が広がる。

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バロックス

宝谷カブのピッツァの作り方

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作り方写真1

オーブンを400度(家庭用の場合は最高温度に設定)に温める。宝谷カブを2o幅の輪切りにする。

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作り方写真2

市販のピザ生地を1枚、用意し、輪切りにした辛味大根をキレイにのせていく。

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作り方写真3

オーブンで、ピザ生地がふっくら膨らむまで焼く。生地が膨らんだらオーブンから出し、宝谷カブの表面だけをバーナーであぶる。

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作り方写真4

わじまの海塩をひとつまみ、ふりかけ、キヨエをまわしかける。

取材・文/川野達子 撮影/長谷川 潤