ヤマガタ・サンダンデロ

奥田シェフが手がける山形イタリアンの店が銀座一丁目にオープン

コース仕立ての「サンダンランチ」。通常は3,300円だが、プレオープン期間中は3,500円で提供

ランチタイムに供される「アンベミルー」2,200円。プレートのメインは魚か肉、どちらかをセレクト

山形県鶴岡市のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ、奥田政行さんの新たなステージは、世界中の一流料理店が集う激戦区、東京・銀座。山形県のアンテナショップ「おいしい山形プラザ」に併設のレストラン、という建前はあるものの、奥田シェフの銀座出店は、各方面から大きな注目を集めている。

「YAMAGATA San−Dan−Delo」

ヤマガタ サンダンデロ。奥田シェフがつけたこの店名には、どんな意味が込められているのか?

「山形産なんでしょう、という意味です。“〜でしょう”を酒田弁では“だんでろ”と言うんですが、それをアレンジしてみました。私らしいでしょ」とニッコリ。その笑みの向こうに、可能な限り山形の食材を使いたいという強い思いが見て取れる。

「交通機関が発達したとはいえ、首都圏からは山形という地はまだまだ遠いところ。でも来ていただければ、その良さをきっとわかってもらえると思うんですね。東京で山形を感じてもらい、さらに山形へ足を運んでもらうための窓口となるのがこのお店です。庄内に限らず、山形県内には素晴らしい食材がたくさんあることを知っていただくためにも、山形産の食材にこだわっていきたいですね」

「主役は、庄内の食材と
それを作り出す生産者です」

雄大な自然が広がる山形県は、溢れんばかりの食材で満ちているという。「庄内は“食の都”と言っていただけるようになりましたが、県内はどの地域も、いずれ劣らぬ食材の宝庫。山形の海と山の共存を、1枚のお皿の上で表現していきます」 滋味豊かな食材そのものを味わってもらいたいと、奥田シェフはこれまで、とてもシンプルな調理にこだわってきた。それはヤマガタ サンダンデロでも変わることはない。

「さらに健康に配慮して、バランスの取れた、体が喜ぶ料理を考えていきます。山形の四季と食材の力強さを味わっていただけると思います」 地元庄内の漁港から毎日直送される魚介と、県内各地から集まる旬の食材をどう組み合わせて表現するのか。今後が楽しみである。
「自分の料理で故郷・庄内を元気にしたい」 そんな想いを一人胸に秘め、修業の地・東京を後にして15年。今度は山形県民の、熱くて大きな期待を一身に受けながら、奥田シェフは新たな一歩を踏み出した。

東京用に新たに開発されたパスタ。紅花を練りこんだスパゲッティ、山形特産そば粉「でわかおり」が入ったピッツォケッリ、赤湯産石焼トウガラシ入りキタッラ。店で味わえるほか、購入も可能。1袋180g入り各500円

山形はブドウ栽培も盛んなところ。県内産ワインも豊富に揃う

「山形にもぜひ、お越しください。おいしい空気、美しい景観が何よりのご馳走です」と奥田政行シェフ

満ち足りた時を共有する空間は整った。随所に、山形県出身の工業デザイナー・奥山清行氏が手がけた作品も並ぶ

取材・文/川野達子 撮影/長谷川 潤

YAMAGATA San−Dan−Delo

住所 東京都中央区銀座一丁目5-10  ギンザファーストファイブビル 
山形県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」2階
アクセス 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」5番・6番出口より徒歩約1分
TEL 03-5250-1755
主なメニューと
価格帯

ランチ:アンベミルー2,200円、サンダンランチ3,300円

ディナー:おまかせ5,500円、8,800円、12,000円〜
(12,000円〜のおまかせは2日前まで要予約)
総席数 36席
営業時間 11:30〜L.O.14:00 18:00〜L.O.22:00
定休日 月曜
クレジットカード
ホームページ http://oishii-yamagata.jp/(おいしい山形プラザHP)
アクセス 地図はこちら
備考