わははめし

うまいめしを食べれば誰しも幸せ!「わはは」と笑って気分は最高!
  そこでこの度「わははめし」仲間を増やすべく、うまいめしのことなら
No.1の料理家・瀬尾幸子先生に教えていただくことにしました。
教えを請いに訪ねるのは、食いしん坊おやじ代表の エンテツこと遠藤哲夫さんです。

第7回 魚でギョギョギョ大めしぐい

日本列島の常識、魚でめし。「魚ばなれ」がなんじゃい、魚とめしの力をとりもどすのはおやじだよ。

魚をおかずにめしを食べる。日本列島の北から南まで、古くからの、そして子どものときからのフツウだろう。そこに女子がいればおやじはほっておかないように、そこに魚があるからめしのおかずにする。

問題は、おやじらしい、魚の食べ方ではないか。しかし、「おやじ」というと、ギラギラ脂ぎっていて、臭い靴下をはいて、とにかく臭くて、さぼることだけを考えていて、女子にはマメである、といったイメージがわりと定番のようだ。そういう型にはまった見方を、あえて訂正する必要はない。その通りに、いつも脂っこいものを食べ、だらしなく不潔にし、てきとうにさぼりまくって昼酒などを飲み、手当たりしだいに女子に声をかけて毎日をすごすことができたら、どんなにうれしいことか。

しかし、そうはいかないのが、こんにちのご時勢だ。無理してデキル男のふりをするために、いつもこざっぱりと決め、電子機器を使いこなし、鋭く紳士的にふるまわなくてはならないのである。なんと窮屈なことだろう。

ちかごろは、魚もおやじのように臭いからイヤ、という女子もいるらしい。魚とおやじを臭いもの代表にするつもりか。臭いおやじのよさを知らないように、魚のよさを知らないのだ。恐れることはない、おやじの魚料理で、そういうわからん人をギョッといわせてやろう。いや、ま、そこまで考えなくても、魚でめしをたらふく食べるのは、このうえないよろこびだ。

瀬尾幸子

料理研究家。東京都北区出身。書道、和裁、酒場巡り、旅、落語、散歩、銭湯など趣味多し。『ちゃぶ台ごはん』(小学館)をはじめ、『おつまみ横丁』(池田書店)、『せおつまみ』(集英社)など、著書も多し。 “めしが進むおかず”と“酒が進むつまみ”が得意。腹の底から湧いてくる「食の欲求」を100%満たしてくれるのが瀬尾さんの料理だ。料理初心者も確実においしく作れる“明解レシピ”に、支持率は今なお上昇中。

遠藤哲夫

フリーライター。新潟県南魚沼市出身。通称エンテツさん。「大衆食堂の詩人」「酒飲み妖怪」の異名を取る。著書は『大衆食堂の研究』(三一書房)、『汁かけめし快食學』(筑摩書房)など。「Meets Regional」(京阪神エルマガジン社)、「雲のうえ」(北九州市)、「四月と十月」(美術系同人誌)など、数々の雑誌や新聞に寄稿。「気どるな、力強くめしをくえ!」を掲げ、大衆食堂や大衆食など、地域と生活の中の食を探索。